日本史人物辞典

フェノロサ日本画復興のさきがけとなったアメリカ人美術研究家
愛新覚羅溥儀(あいしんかくらふぎ)清朝最後の皇帝をつとめたあと満洲国の皇帝となった
芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)古典に材を取った技巧的な作品を数々発表した大正時代を代表する小説家
明智光秀(あけちみつひで)織田信長に重用されたが謀反をおこして自刃に追い込んだ
足利尊氏(あしかがたかうじ)後醍醐天皇の軍をやぶり、光明天皇をたてて室町幕府を開いた
足利義昭(あしかがよしあき)織田信長に擁立されて室町幕府の将軍となった
足利義教(あしかがよしのり)還俗して将軍になったが専制的な政治が原因で暗殺された
足利義尚(あしかがよしひさ)誕生したことで後継者争いに発展し、応仁の乱の一因となった
足利義政(あしかがよしまさ)政務に対する意欲を失ったことで応仁の乱がおこる原因を作った
足利義視(あしかがよしみ)義政の後継者争いに巻き込まれて応仁の乱で戦った
足利義満(あしかがよしみつ)有力守護の力を削減して将軍の権力を確かなものにした
足利義持(あしかがよしもち)日明貿易の中止を決定した足利将軍
アテルイ(あてるい)蝦夷征討をめざす朝廷の軍と戦った蝦夷の族長
阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)唐に渡って唐朝で重用されたが、日本への帰国の願いはかなわなかった
天草四郎(あまくさしろう)16歳で一揆の首領に擁立され、幕府の大軍と90日にわたり戦ったが、敗死した
新井白石(あらいはくせき)儒学の思想をもとに徳川家宣の幕政を補佐した
安重根(あんじゅんぐん)関東間の伊藤博文を暗殺した朝鮮の独立運動家
安藤昌益(あんどうしょうえき)すべての人が平等な社会にすべきであると説いた思想家
井伊直弼(いいなおすけ)天皇の勅許を得ないまま日米修好通商条約に調印したため、反対派に桜田門外で暗殺された
池田勇人(いけだはやと)所得倍増計画を唱えて高度経済成長政策を推進した
石川啄木(いしかわたくぼく)生活が困窮する中で詩歌を発表したが26歳の若さで死去した
石田梅岩(いしだばいがん)心学という庶民のための道徳をはじめた思想家
石田三成(いしだみつなり)秀吉に重用されたが、関ヶ原の戦いで家康がひきいる東軍に敗れた
泉鏡花(いずみきょうか)幻想的な美しさを表現したロマン主義の小説家
出雲阿国(いずものおくに)歌舞伎の創始者
板垣退助(いたがきたいすけ)自由民権運動のさきがけとして活動した
板谷波山(いたやはざん)文化勲章を受章した陶芸家
市川団十郎(いちかわだんじゅうろう)荒事の歌舞伎を創り出した江戸の人気歌舞伎役者
一遍(いっぺん)諸国で民衆に踊り念仏を勧め、仏教を広めた
伊藤博文(いとうひろぶみ)日本最初の総理大臣となり、大日本帝国憲法の草案を作成するなど、その後の日本のわく組みを作った
伊東マンショ(いとうまんしょ)天正遣欧使節の副使としてヨーロッパにわたり、帰国後に秀吉に謁見した
犬養毅(いぬかいつよし)普通選挙制度の実現に取り組み「憲政の神様」とよばれが、五・一五事件の凶弾で倒れた
井上馨(いのうえかおる)イギリスに留学して攘夷派から開国派に転じ、維新後は不平等条約改正のために欧化政策を進めた
伊能忠敬(いのうただたか)商業を隠居したのちに測量術を学び、日本全国の沿岸を測量した
井原西鶴(いはらさいかく)町人・武士の生活を写実的に描写した浮世草子作品を発表、のちの近代文学にも影響をあたえた
今川義元(いまがわよしもと)東海一体を支配したが織田信長に急襲されて討死した
岩倉具視(いわくらともみ)討幕・明治維新の中心になった公卿で、岩倉使節団をひきいて米欧を視察した
植木枝盛(うえきえもり)自由民権運動の中心となって活動し、民主主義的な憲法案を起草した
上杉謙信(うえすぎけんしん)武田信玄と互角に戦った戦上手
歌川広重(うたがわひろしげ)「東海道五十三次」などの風景画を大成させた浮世絵師
運慶(うんけい)鎌倉新様式の仏像を制作した
栄西(えいさい)日本に初めて禅宗を伝えた
江崎玲於奈(えざきれおな)トンネルダイオードの発明でノーベル賞を受賞した物理学者
江藤新平(えとうしんぺい)明治政府で司法制度の整備に貢献したが、征韓論で大久保利通らと対立、反乱をおこした
榎本武揚(えのもとたけあき)函館の五稜郭にたてこもり最後まで新政府軍に対抗した幕臣
王貞治(おうさだはる)巨人でホームランバッターとして活躍し、国民栄誉賞の第1回受賞者となった野球選手
大江健三郎(おおえけんざぶろう)新しい文学の旗手として世界的に高い評価を受け、ノーベル文学賞を受賞した
大久保利通(おおくぼとしみち)王政復古運動の中心となり、明治維新後は内務卿として政府の実権を握った
大隈重信(おおくましげのぶ)日本初の政党内閣を立ち上げた
大塩平八郎(おおしおへいはちろう)元役人が幕府に対して武装放蜂起をし、幕府に衝撃をあたえた
大友宗麟(おおともそうりん)少年使節をヨーロッバに派遣するなどキリスト教を保護するとともに南蛮貿易で利益をあげた
大友皇子(おおとものみこ)壬申の乱で大海人皇子と皇位を争ったが、やぶれて自害した
大伴家持(おおとものやかもち)万葉集を編纂した代表的な万葉歌人
大森房吉(おおもりふさきち)日本における地震学の創始者
岡倉天心(おかくらてんしん)フェノロサとともに日本美術の復興と紹介に取り組んだ美術家
緒方洪庵(おがたこうあん)塾を開いて幕末・明治に活躍した多くの人材を育て、種痘の普及にもつとめた
尾形光琳(おがたこうりん)琳派の祖
荻原守衛(おぎわらもりえ)ロダンの「考える人」を見て彫刻家をめざした
尾崎紅葉(おざきこうよう)「金色夜叉」を書いた明治文壇の大家
織田信長(おだのぶなが)天下統一目前で明智光秀に謀反をおこされ、自刃した
小野妹子(おののいもこ)遣隋使として隋に国書を届けた
勝海舟(かつかいしゅう)新政府軍の江戸総攻撃を前に西郷隆盛と交渉し、江戸無血開城を実現した
葛飾北斎(かつしかほくさい)さまざまな画法を習得して90歳で死去するまで独自の作品を描き続けた
桂太郎(かつらたろう)3回にわたり首相となり、明治の重要政策をおこなった
加藤高明(かとうたかあき)護憲派内閣を組閣した総理大臣
狩野永徳(かのうえいとく)織田信長、豊臣秀吉につかえた狩野派の絵師
狩野山楽(かのうさんらく)武士の出だが狩野永徳の弟子となり、豊臣家に関わる障壁画を数多く描いた
狩野芳崖(かのうほうがい)日本画の近代化を進めた画家
鴨長明(かものちょうめい)随筆文学「方丈記」をあらわした
川端康成(かわばたやすなり)ノーベル文学賞を受賞した新感覚派の代表的作家
河村瑞賢(かわむらずいけん)海運・土木で財を成した商人で、その功績から旗本に取りたてられた
観阿弥(かんあみ)観世流の能の創始者
鑑真(がんじん)苦難の末に唐から渡来し、日本初の戒壇をたてた
桓武天皇(かんむてんのう)奈良の仏教勢力を排除して天皇の権力強化をはかった
岸田劉生(きしだりゅうせい)娘をモデルにした肖像画「麗子像」で知られる洋画家
岸信介(きしのぶすけ)国民の反対の声が高まる中で新安保条約の締結を決行した
喜多川歌麿(きたがわうたまろ)美人画の第一人者で、大首絵という様式を創り出した
北里柴三郎(きたさとしばさぶろう)破傷風の血清療法を開発した日本細菌学の父
木戸孝允(きどたかよし)維新の三傑の一人で、版籍奉還、廃藩置県など重要政策の中心人物となった
紀貫之(きのつらゆき)「古今和歌集」を編纂した
木村栄(きむらひさし)地球緯度の周期的変化を観測して測定の精度を高める公式を発見した
行基(ぎょうき)社会活動を行い、東大寺大仏の造営に協力した
清浦奎吾(きようらけいご)組閣からわずか5か月で辞職に追い込まれた総理大臣
空海(くうかい)真言宗を開き、社会事業にも取り組んだ
楠木正成(くすのきまさしげ)後醍醐天皇のよびかけに応じて鎌倉幕府打倒のために挙兵、巧みな戦いで幕府軍を苦しめた
黒澤明(くろさわあきら)世界的な名声を得た日本を代表する映画監督
黒田清隆(くろだきよたか)幕末明治維新に活躍し、第2代首相に就任して大日本帝国憲法を発布した
黒田清輝(くろだせいき)外光派の西洋画技法を日本に取り入れ、美術教育にも貢献した洋画家
兼好法師(けんこうほうし)朝廷の役人であったが遁世して「徒然草」をあらわした
元明天皇(げんめいてんのう)平城京へ遷都した女性天皇
小泉純一郎(こいずみじゅんいちろう)拉致被害者の帰国、郵政民営化を実現した総理大臣
幸徳秋水(こうとくしゅうすい)社会主義運動に加わり日露戦争に反対したが大逆事件に連なって死刑となった
光武帝(こうぶてい)倭の奴国の王に金印をさずけた後漢の初代皇帝
光明皇后(こうみょうこうごう)仏教を厚く信仰し、孤児や病人を救うための社会事業をおこなった
光明天皇(こうみょうてんのう)足利尊氏を征夷大将軍に任命した北朝の天皇
孝明天皇(こうめいてんのう)日米和親条約の勅許を拒否した幕末の天皇
後三条天皇(ごさんじょうてんのう)藤原氏との関係が遠い天皇として即位して摂関政治が終わった
小柴昌俊(こしばまさとし)世界で初めて超新星爆発によるニュートリノを観測した物理学者
コシャマイン(こしゃまいん)アイヌをひきいて和人に対する反乱をおこした
後白河天皇(ごしらかわてんのう)武士の対立を利用して朝廷の権威を守ろうとした
後醍醐天皇(ごだいごてんのう)鎌倉幕府をたおし、建武の新政をおこなった
後鳥羽天皇(ごとばてんのう)鎌倉幕府をたおすために挙兵をよびかけたが敗れ、隠岐に流された
近衛文麿(このえふみまろ)日米開戦を避けるための外交交渉をしたが軍部に押し切られた
小林一茶(こばやしいっさ)俗語・方言まじりで農民の感情を詠んだ俳句を残した
小林多喜二(こばやしたきじ)プロレタリア文学の代表的作家となったが、特高警察に殺害された
小林誠(こばやしまこと)クォークが3世代以上あることを予言する対称性の破れの起源の発見でノーベル賞を受賞した物理学者
小村寿太郎(こむらじゅたろう)明治維新以来政府の宿願であった関税自主権の回復を実現させた
近藤勇(こんどういさみ)新撰組を結成して尊攘派の取り締まりに活躍したが、戊辰戦争に敗れ処刑された
近藤重蔵(こんどうじゅうぞう)蝦夷地を探検して択捉島に日本の領土である標識をたてた幕臣
西園寺公望(さいおんじきんもち)桂太郎とともに桂園時代をきずいた政治家
西行(さいぎょう)武士出身で諸国を旅しながら歌を詠んだ歌人
西郷隆盛(さいごうたかもり)幕府側から討幕に転向、明治政府樹立に重要な役割を果たした
最澄(さいちょう)唐で天台宗を学び、持ち帰って日本に天台宗を開いた
坂田藤十郎(さかたとうじゅうろう)上方歌舞伎の基礎を築いた名優
坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)日本で初の征夷大将軍に任命され、蝦夷の族長・阿弖流為を降した
坂本龍馬(さかもとりょうま)薩長両藩のあいだを仲介して薩長同盟の成立に尽力したが、暗殺された
佐藤栄作(さとうえいさく)日韓基本条約の締結や沖縄返還を実現し、ノーベル平和賞を受賞した首相
ザビエル日本にキリスト教を伝えたスペイン人宣教師
三条実美(さんじょうさねとみ)尊王攘夷運動で公卿の中心となって活動し、明治維新後は太政大臣・内大臣となった
シーボルト(しーぼると)オランダ商館の医師として来日し、日本の弟子たちに蘭学を教えたドイツ人医師
志賀潔(しがきよし)赤痢菌を発見した細菌学者
志賀直哉(しがなおや)白樺派を代表する小説家
十返舎一九(じっぺんしゃいっく)人気の戯作者で「東海道中膝栗毛」は20年間も書き続けられた
持統天皇(じとうてんのう)天武天皇の意思を引き継ぎ、律令体制の整備に取り組んだ
司馬遼太郎(しばりょうたろう)独自の視点で書かれた歴史小説を数多く執筆したベストセラー作家
渋沢栄一(しぶさわえいいち)西欧の経済・財政に学んで日本の資本主義発展に生かした
島崎藤村(しまざきとうそん)浪漫派の詩人から自然主義の小説家となった
島津貴久(しまづたかひさ)薩摩と大隅を平定して勢力を伸ばした戦国大名
下村脩(しもむらおさむ)緑色蛍光タンパク質(GFP)を発見してノーベル賞を受賞した化学者
シャクシャイン(しゃくしゃいん)全アイヌをひきいて和人と戦った
尚泰王(しょうたいおう)明治政府の琉球処分により最後の琉球国王となった
聖徳太子(しょうとくたいし)中央集権体制をめざして冠位十二階・憲法十七条を制定
尚巴志(しょうはし)初めて琉球を統一した琉球王国の国王
聖武天皇(しょうむてんのう)仏教の力で国を守ろうとして国分寺や大仏を造った
昭和天皇(しょうわてんのう)太平洋戦争開戦と終戦の詔書を発し、戦後は日本国憲法のもとで国民統合の象徴となった天皇
白河天皇(しらかわてんのう)子孫が皇位を継承していけるように院政をはじめた
白川英樹(しらかわひでき)導電性プラスチックを開発してノーベル化学賞を受賞した化学者
親鸞(しんらん)法然の教えをさらに進めて浄土真宗を開創した
推古天皇(すいこてんのう)日本初の女性天皇
菅原道真(すがわらのみちざね)遣唐使の派遣中止を進言した学者で、死後は「学問の神様」としてまつられた
杉田玄白(すぎたげんぱく)蘭語の解剖書「ターヘル・アナトミア」を翻訳し、日本の医学会に大きな貢献をした
杉原千畝(すぎはらちうね)日本通貨ビザを発給して6千人以上のユダヤ難民の命を救った
鈴木章(すずきあきら)鈴木・宮浦カップリングを開発してノーベル賞を受章した化学者
鈴木梅太郎(すずきうめたろう)ビタミン発見の先駆けとなった化学者
鈴木春信(すずきはるのぶ)美人画を得意とした錦絵の創始者
崇徳天皇(すとくてんのう)後白河法皇への反感から保元の乱をおこしたが敗れ、隠岐に流された
世阿弥(ぜあみ)父・観阿弥とともに能を大成させ、「風姿花伝」などの能楽書をあらわした
清少納言(せいしょうなごん)和漢の才能にすぐれ、日本最初の随筆文学「枕草子」を執筆した
雪舟(せっしゅう)日本の水墨山水画を大成した
善阿弥(ぜんあみ)足利義満に重用された造庭家で銀閣の庭を作った
千利休(せんのりきゅう)茶の湯を大成させて信長・秀吉につかえたが、秀吉に切腹を命じられた
蘇我入鹿(そがのいるか)大きな権力を持ち、独裁的な行動をしたことで暗殺された
蘇我馬子(そがのうまこ)聖徳太子とともに中央集権体制をめざした
蘇我蝦夷(そがのえみし)朝廷で権勢をほこったが中大兄皇子らに自害に追い込まれた
大黒屋光太夫(だいこくやこうだゆう)航行の途中で遭難してロシアに漂着、10年後にようやく帰国した
大鵬(たいほう)「柏鵬時代」をにない、国民的人気を得た力士
平清盛(たいらのきよもり)武士として初めて朝廷の最高位に就き、平氏の全盛期をもたらした
平重盛(たいらのしげもり)平清盛の子で清盛と後白河法皇の和解につとめた
平忠正(たいらのただまさ)保元の乱でやぶれ、平清盛に処刑された
平将門(たいらのまさかど)関東一帯を制圧し、自らを新皇と名乗った
ハリス日米修好条約を締結させた初代アメリカ領事
高杉晋作(たかすぎしんさく)長州藩を討幕に転向させ、身分に関わらず志願できる軍・奇兵隊を結成して幕府軍と戦った
高野長英(たかのちょうえい)幕府の対外政策を批判したかどで蛮社の獄で有罪となり、脱獄したが自殺
高峰譲吉(たかみねじょうきち)ジアスターゼ、アドレナリンを発見し、理化学研究所の設立にも尽力した
高村光雲(たかむらこううん)江戸の伝統的な木彫に西洋的な技法を取り入れた
滝沢馬琴(たきざわばきん)「南総里見八犬伝」を28年かがりで書き上げた読本の第一人者
滝廉太郎(たきれんたろう)広く親しまれる唱歌を作曲した
マッカーサー太平洋戦争終結後、連合国軍最高司令官として日本の占領政策を指揮したアメリカ軍人
武田勝頼(たけだかつより)長篠の合戦で信長・家康の軍に大敗した
武田信玄(たけだしんげん)戦国最強といわれた軍団をひきいて上洛をめざしたが、その途中で病死した
竹久夢二(たけひさゆめじ)叙情的な美人がで人気を博した画家
田中角栄(たなかかくえい)日中国交回復を実現したが、金権政治が批判され首相を辞職した
田中義一(たなかぎいち)張作霖爆殺事件の責任を問われて辞職した内閣総理大臣
田中耕―(たなかこういち)「生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発」によりノーベル賞を受賞した化学者
田中正造(たなかしょうぞう)足尾銅山の鉱毒問題に取り組み、天皇に直訴までした衆議院議員
谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)谷崎文学とよばれる独自の文学作品を書いた
田沼意次(たぬまおきつぐ)商業の力を活用して幕府財政をたて直そうとしたが、賄賂政治が批判され、失脚した
田山花袋(たやまかたい)自然主義文学を日本に根付かせた
俵屋宗達(たわらやそうたつ)大和絵に新しい構図や技巧を取り入れた
近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)武士出身にもかかわらず、庶民を生き生きと描いた浄瑠璃や歌舞伎の名作を世に送り出した
千々石ミゲル(ちぢわみげる)天正遣欧使節の副使としてヨーロッパにわたり、帰国後にキリスト教を棄てた
張作霖(ちょうさくりん)日本軍に協力することで東北地方の支配をかためたが、日本軍により爆殺された
知里幸恵(ちりゆきえ)アイヌ民族の叙事詩を記録に残した
津田梅子(つだうめこ)7歳にして日本最初の女子留学生として渡米し、帰国後は女子教育のために女子英学塾を創設した教育者
坪内逍遥(つぼうちしょうよう)日本初の文学論を発表して近代文学に大きな影響をあたえた小説家
手塚治虫(てづかおさむ)戦後のストーリー漫画、テレビアニメを開拓した漫画家
寺内正毅(てらうちまさたけ)初代の朝鮮総督
寺島宗則(てらしまむねのり)関税自主権を回復するために列強刻との交渉にあたった外務大臣
天智天皇(てんじてんのう)蘇我氏をたおし、大化の改新を推進した
天武天皇(てんむてんのう)壬申の乱の勝利で獲得した大きな権力で中央集権体制を推進
道元(どうげん)宋で曹洞禅を学び、帰国後に日本曹洞宗を開いた
東郷平八郎(とうごうへいはちろう)日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を撃滅した
東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)わずか10か月のあいだに多くの個性的な浮世絵を発表した
東条英機(とうじょうひでき)太平洋戦争開戦を強く主張した
徳川家継(とくがわいえつぐ)4歳で将軍となり、6歳で病死した徳川将軍
徳川家綱(とくがわいえつな)武断政治をあらためて文治政治をはじめた徳川将軍
徳川家斉(とくがわいえなり)ぜいたくな生活をして幕府の財政をますます苦しくした
徳川家宣(とくがわいえのぶ)新井白石の補佐を受けて幕府財政の改善をはかった徳川将軍
徳川家光(とくがわいえみつ)参勤交代など江戸幕府の政治の基礎を築いた
徳川家茂(とくがわいえもち)公武合体政策を進めるために皇女・和宮と結婚した
徳川家康(とくがわいえやす)秀吉の死後に実権をにぎり、江戸幕府を開いた
徳川家慶(とくがわいえよし)水野忠邦に天保の改革を命じた徳川将軍
徳川綱吉(とくがわつなよし)文治政治を進めたが、幕府財政の悪化をもたらした
徳川秀忠(とくがわひでただ)徳川幕府第2代将軍となり、幕藩体制の基礎を確率した
徳川光圀(とくがわみつくに)「大日本史」の編纂を命じ、水戸学の基礎を築いた
徳川慶喜(とくがわよしのぶ)徳川幕府を終わらせた最後の将軍
徳川吉宗(とくがわよしむね)破綻寸前の幕府の財政をたて直すため享保の改革をおこなった
利根川進(とねがわすすむ)遺伝子が組み替えられることを発見してノーベル賞を受賞した生物学者
鳥羽天皇(とばてんのう)28年にわたり院政をおこなったが、後白河天皇を擁立したことが原因となって死後に保元の乱がおきた
朝永振一郎(ともながしんいちろう)量子力学の研究でノーベル物理学賞を受賞した
豊臣秀吉(とよとみひでよし)低い身分の出にも関わらず織田信長の後継の地位をつかみ、天下統一を成しとげた
豊臣秀頼(とよとみひでより)豊臣秀吉の後継者であったが徳川家康により滅ぼされた
永井荷風(ながいかふう)耽美派を代表する小説家
中浦ジュリアン(なかうらじゅりあん)天正遣欧使節の副使としてヨーロッパにわたり、帰国後は布教活動をおこなった
中江兆民(なかえちょうみん)日本にルソーの著書を紹介し、自由民運動を後押しした
長岡半太郎(ながおかはんたろう)世界に先駆けて星型原子模型理論を発表した物理学者
長嶋茂雄(ながしましげお)ミスタージャイアンツとよばれ選手としても監督としても実績を残したプロ野球選手
中臣鎌足(なかとみのかまたり)中大兄皇子とともに大化の改新を推進した
長屋王(ながやおう)皇族が朝廷の権力をにぎることをおそれた藤原氏により自害に追い込まれた
夏目漱石(なつめそうせき)多くの名作を執筆した明治を代表する文豪
南部陽一郎(なんぶよういちろう)ノーベル物理学賞を授与された物理学者
レザノフ日本と通商をはじめようと使節として長崎に来航したロシアの実業家
西田幾多郎(にしだきたろう)西洋と東洋の思想を融合させた独創的な哲学を創り出した
日蓮(にちれん)日蓮宗を開いたが幕府の迫害を受けて流刑になった
新渡戸稲造(にとべいなぞう)英文の著作「武士道」で日本文化を広く世界に紹介した教育者
根岸英一(ねぎしえいいち)根岸カップリングを開発してノーベル賞を受章した化学者
野口雨情(のぐちうじょう)広く親しまれる童謡の歌詞を数多く作った詩人
野口英世(のぐちひでよ)貧困の中で医学を志し、ヘビ毒・梅毒の研究で功績をあげた
野依良治(のよりりょうじ)キラル触媒による不斉水素化反応の研究でノーベル賞を受賞した化学者
長谷川等伯(はせがわとうはく)桃山文化を代表する作品を残した絵師
八田與一(はったよいち)台湾の農業の発展に貢献した土木技術者
鳩山一郎(はとやまいちろう)55年体制を作り、日ソ国交回復を実現した
浜口雄幸(はまぐちおさち)国際協調外交につとめたが、その政策に不満を持つ右翼青年に狙撃された
林羅山(はやしらざん)
原敬(はらたかし)初の政党内閣を組織し、「平民宰相」として世論から支持された
原マルチノ(はらまるちの)天正遣欧使節の副使としてヨーロッパにわたり、帰国後は語学力を生かしてキリスト教関連の書の翻訳・出版に取り組んだ
樋口一葉(ひぐちいちよう)短い生涯の中で名作を残し、女流文学の第一人者になった
菱川師宣(ひしかわもろのぶ)浮世絵の創始者
卑弥呼(ひみこ)邪馬台国の女王となり小国どうしの争いをおさめ、魏とも交流を持った
平賀源内(ひらがげんない)科学・文学・絵画と多方面で活躍した科学者
平田篤胤(ひらたあつたね)幕末の尊王攘夷思想に大きな影響をあたえる復古神道をとなえた国学者
平塚らいてう(ひらつからいちょう)女性解放運動に取り組んだ
福井謙一(ふくいけんいち)フロンティア電子理論の提唱によりノーベル賞を授与された化学者
福沢諭吉(ふくざわゆきち)欧米を視察した経験をもとに民衆の啓蒙活動に取り組んだ
藤原定家(ふじわらさだいえ)「新古今和歌集」の選者
藤原純友(ふじわらのすみとも)瀬戸内海の海賊の首領となって朝廷に反乱をおこした
藤原忠通(ふじわらのただみち)保元の乱で後白河法皇方について勝利し、
藤原信頼(ふじわらののぶより)平治の乱をおこしたが平清盛に敗れた
藤原道長(ふじわらのみちなが)天皇の外戚となることで絶大な権力をにぎり、藤原氏の全盛時代を築いた
藤原通憲(ふじわらのみちのり)平清盛とともに権勢をふるったが、保元の乱で敗れて自害した
藤原頼長(ふじわらのよりなが)保元の乱で崇徳上皇方について戦い、敗死した
藤原頼通(ふじわらのよりみち)3代の天皇の摂政・関白をつとめ、道長に引き続いて藤原氏の全盛期を維持した
二葉亭四迷(ふたばていしめい)日本で最初の言文一致体の小説を発表した小説家
古河市兵衛(ふるかわいちべえ)鉱山経営で成功し、古河財閥の基礎を築いた
北条時政(ほうじょうときまさ)頼朝の鎌倉幕府開創に貢献し、初代執権として幕府の実権を握った
北条時宗(ほうじょうときむね)第8代執権となり、元寇に対応するとともに北条氏の得宗体制を固めた
北条政子(ほうじょうまさこ)頼朝の死後も鎌倉幕府の政治を後見した頼朝の妻
北条泰時(ほうじょうやすとき)日本で最初の武家法「御成敗式目」を制定した
法然(ほうねん)浄土宗を開いて専修念仏の教えを説いた
細川勝元(ほそかわかつもと)有力守護大名の山名宗全と対立して応仁の乱をおこした
細川重賢(ほそかわしげかた)藩の財政改革を成功させた熊本藩藩主
細川護煕(ほそかわもりひろ)非自民連立内閣を成立させて55年体制を終わらせた首相
前島密(まえじまひそか)日本の郵便制度を創設した明治政府の官僚
前野良沢(まえのりょうたく)オランダ語で書かれた解体書を翻訳して『解体新書』を刊行した医者
正岡子規(まさおかしき)俳句の評論で確信をとなえた俳人
ペリー鎖国をしていた江戸幕府を開国させたアメリカ海軍司令長官
益川敏英(ますかわとしひで)クォークが3世代以上あることを予言する対称性の破れの起源の発見でノーベル賞を受賞した物理学者
松岡洋右(まつおかようすけ)国際連盟の脱退を宣言し、日独伊三国同盟・日ソ中立条約を締結した外相
松尾芭蕉(まつおばしょう)俳句を文芸にまで高めた
松方正義(まつかたまさよし)日本の財政制度の確立に尽力し、2度にわたり総理大臣を務めた
松平定信(まつだいらさだのぶ)祖父・徳川吉宗の政治を手本に農業重視の改革を実施した
松本清張(まつもとせいちょう)社会派推理小説の代表的作家
間宮林蔵(まみやりんぞう)樺太を探検して島であることを発見、海峡は「間宮海峡」と名付けられた
マルコ・ポーロアジアの情勢をヨーロッパに伝えて東方へのあこがれをかきたてたイタリア商人
水野忠邦(みずのただくに)天保の改革を断行したが大名・旗本に施策を強く反対され、失脚した
溝口健二(みぞぐちけんじ)美しい映像表現で世界に影響をあたえた映画監督
三井高利(みついたかとし)呉服屋越後屋で成功し、豪商三井家の基礎を築いた
源実朝(みなもとのさねとも)鎌倉幕府第3代将軍となるが暗殺され、頼朝の直系が途絶えた
源為朝(みなもとのためとも)父の為義とともに保元の乱で戦い、敗れた
源為義(みなもとのためよし)保元の乱で敗れ、子の義朝に処刑された
源範頼(みなもとののりより)平氏打倒のために義経とともに中心になって戦ったが謀反を疑った頼朝に殺された
源義家(みなもとのよしいえ)武士たちの信望を集め、関東に源氏の基盤を築いた
源義経(みなもとのよしつね)平氏打倒の戦いで活躍したが、兄・頼朝の不興を買い自害に追い込まれた
源義朝(みなもとのよしとも)平清盛に敵対して平治の乱をおこすが敗北した
源義仲(みなもとのよしなか)平氏打倒のためにいち早く挙兵し、京都から平氏一族を追い出した
源義平(みなもとのよしひら)平治の乱で父の義朝とともに平清盛らと戦ったが敗れ、殺された
源頼家(みなもとのよりいえ)頼朝の長男で鎌倉幕府第2代将軍となったが、北条氏と対立して殺された
源頼朝(みなもとのよりとも)鎌倉幕府を開き、初の武家による政権を樹立した
美濃部達吉(みのべたつきち)天皇機関説を唱えて貴族院議員を辞職に追い込まれた
宮城道雄(みやぎみちお)邦楽に洋楽を取り入れて革新をもたらした箏演奏家
宮崎駿(みやざきはやお)ヒット作品を次々と制作し、世界的にも高い評価をされているアニメ映画の監督
武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)人道主義をとなえた白樺派の小説家
陸奥宗光(むつむねみつ)日英通商航海条約に調印して治外法権の撤廃に成功した
紫式部(むらさきしきぶ)平安時代を代表する物語「源氏物語」を書いた
明治天皇(めいじてんのう)日本で初めての立憲君主制の天皇として、明治政府を指揮した
毛利輝元(もうりてるもと)関ヶ原の戦いで西軍の総帥として戦ったが敗れ、家康により領地を大きく削減された
毛利元就(もうりもとなり)国人領主から中国地方10か国を支配する戦国大名に成長した
最上徳内(もがみとくない)蝦夷地を探検して、蝦夷の言語・生活に関する書をあらわした
本居宣長(もとおりのりなが)日本古来の精神に立ち返ることを主張して国学を大成させた
森有礼(もりありのり)欧米化をめざして学校令を制定した政治家
森鴎外(もりおうがい)軍医でありながら数々の小説・翻訳・評論を執筆した明治を代表する文豪
柳田國男(やなぎたくにお)日本の民俗学を確立した民俗学者
柳宗悦(やなぎむねよし)民芸運動を推進した
山内豊信(やまうちとよしげ)徳川慶喜に大政奉還を提言した元土佐藩主
山田耕筰(やまだこうさく)多くの親しみやすい童謡・歌曲を作曲した
山田長政(やまだながまさ)タイに渡って日本との交易、内乱の鎮圧に寄与した
山中伸弥(やまなかしんや)ヒトの皮膚細胞からiPS細胞を作製することに成功し、再生医療への道を切り開いた医学者
山名持豊(やまなもちとよ)管領の細川勝元と対立して応仁の乱をおこした
雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)中国の歴史書に書かれている「武」と推定されている天皇
湯川秀樹(ゆかわひでき)中間子の存在を理論的に予言して日本人で初めてのノーベル賞を受章した物理学者
横山大観(よこやまたいかん)明治から昭和にかけて日本画界の中心となり、近代化に取り組んだ日本画家
与謝野晶子(よさのあきこ)明治を代表する浪漫主義女流歌人
与謝蕉村(よさぶそん)俳句と絵画の両分野で優れた作品を残した
吉田茂(よしだしげる)戦後7年間にわたり首相をつとめ、サンフランシスコ講和条約・日米安保条約を締結した
吉田松陰(よしだしょういん)松下村塾で多くの尊王攘夷運動の人材を育成した
吉野作造(よしのさくぞう)民本主義を唱えて大正デモクラシーを理論的に導いた政治学者
ラクスマン日本と通商を開くために来航したロシアの外交官
李参平(りさんぺい)日本で初めて磁器の生産をおこなった朝鮮出身の陶工
李舜臣(りしゅんしん)亀甲船を導入して豊臣秀吉の軍勢に大勝した朝鮮王朝水軍の司令官
リットン満洲国建について調査するために国際連盟から派遣された調査団の団長
蓮如(れんにょ)本願寺の復興をはたした浄土真宗の僧侶
渡辺崋山(わたなべかざん)幕府の対外政策を批判したかどで蛮社の獄で有罪となり、自殺